データセントリックなアプローチで高精度を実現する外観検査AI『Roxy AI』がバージョンアップしました。
今回の機能追加により、これまで以上にAI検査導入のハードルを下げ、 検査工程の品質安定化・コスト削減を実現します。
学習環境
計測AIに追加学習機能を追加
学習なしでも使える計測AIですが、任意の対象物を個別に追加学習させることで認識率を向上できるようになりました。
複数の硬貨を重なりも考慮させて追加学習しました。
左側がオリジナルの画像で右側が追加学習した計測AIでのカウント結果です。硬貨がバラバラに重なった状態でも、1つ1つの硬貨を認識してカウントしています。
※対象物の重なり具合によっては、個々の対象物を認識できないこともあります。
不良検出AIにモデルの安定性チェック機能を追加
モデルの安定性をチェックするために、視覚化された損失局面を確認できます。損失曲面は、モデルの学習や検査の難しさを視覚化・定量化するための手法です。
ラベルごとの安定性や 撮像条件の変化に対する耐性を事前にチェックできます。
その他
- 位置合わせ機能の強化
- データクリーニング機能の強化 など
ランタイム環境
PLC連携でModbusTCPに対応しました。
※横河電機FA-M3Vシリーズ、三菱電機FX5UCで確認済み
従来の三菱電機PLC(MCプロトコル)、キーエンスPLC(SLMPプロトコル)、オムロンPLC(FINSプロトコル)に加え、ModbusTCPにより、これまで以上に多くのPLCと連携して利用できるようになりました。
共通
学習・ランタイム共通 ・USBドングルのライセンスに対応しました。