データセントリックなアプローチで高精度を実現する外観検査AI『Roxy AI』がバージョンアップしました。
今回のバージョンアップにより、画像生成機能の強化、CPU環境での検査速度の大幅な向上、ランタイム環境のカスタマイズ機能の強化、利用可能カメラの追加などに対応しました。
学習環境
メニュー構成を一新
モデラーのメニュー構成を見直し、AIの種類ごとに整理することで、AI種類毎の機能を理解しやすくしました。
最初にホーム画面で、作成するAIの種類を選び、各詳細機能に進みます。
不良画像生成の品質向上
Ver2.1以前の不良画像生成において、以下のようなケースで品質良く生成できないことがありました。
- 未学習のサイズ・形状の不良生成(学習データは小さい異物のみで構成され、大きな異物を生成する)
- 背景との色特徴差が非常に少ない異物やシミなどの不良
- 線傷や髪の毛など非常に細い不良
生成時にガイド画像を利用することで、上記のような難易度の高い不良も、高い確率で生成できるようになりました。
以下のケースは、学習画像には小さい黒点しか存在しないケースで、大きなサイズの黒点を生成します。
従来の生成では、作成できなかったり、不良のサイズが小さくなります。
ガイド画像を適用すると、未学習の大きなサイズの黒点も作成できました。
その他の例として、髪の毛のような極細の不良も生成できています。
CPU向け最適化
検査処理をチューニングし、検査時間を数十パーセント向上しました。高スペックでないPCでもこれまで以上に高速な検査システムを実現可能になりました。
その他
- 不良検出AIに新しいベースモデルを追加
- 計測AIのアノテーション機能の強化
- ガイダンス機能の追加(ランタイム共通)など
上記の対応をしました。
ランタイム環境
スクリプトレセプターの追加
これまで検査シーケンス内の処理をカスタマイズできるスクリプトワーカーにより、検査シーケンス内の処理を容易にカスタマイズできました。
今回、スクリプトレセプターによって、さらにシステムの各種イベントごとにスクリプト処理を追加できるようになりました。このスクリプトレセプターにより、ワークIDやロットIDを編集したり、様々なタイミングで外部システムとの連携などができるようになりました。
以下は、ワークIDの末尾にショットIDを付加してモニター表示している例
その他
- 検査サーバー、拡張サーバーのWindowsサービス登録に対応
- 松電舎のカメラに対応
- DIO通知レセプター(ショット別結果出力)を追加
- 設定のロック機能 など
上記のような対応を実施しました。






