Roxy AI V1.15.0を公開しました。今回のバージョンアップでは特にランタイム環境を改善しており、主に以下のような点で大きく機能向上しています。
- 操作性の向上、インストールのしやすさ
- 学習アプリケーション(モデラ―)との画像変換連携のしやすさ
- カスタマイズ開発のしやすさ
- トラブル時の調査のしやすさ
ランタイム環境
Ver1.15ではCoordinatorを刷新しました。
これにより、検査速度、導入のしやすさ、カスタマイズ開発のしやすさが向上しています。
コンソール
設定した検査シーケンスをConfigTool上で簡単に試せるコンソールを追加しました。
コンソール画面では、Coordinatorの起動から検査の実行まで一連の挙動を確認できます。
レセプターの設定や検査シーケンスを変更してすぐに確認できるので、セットアップにかかる時間を短縮できます。
パケット追跡
検査シーケンスの中をどういう情報が流れたかを把握できます。該当のステップをクリックするとビューアーが表示され、各種情報を確認できます。
プロット機能
実検査で蓄積した画像・確信度ファイルをもとに、不良個所を可視化するプロット機能を追加しました。
カスタム開発
ワーカー/レセプターを開発することにより、ルールベース検査の追加や検査結果の保存方法、
検査結果のDBへの保存などを簡単に追加できるようになりました。
モニターのようなUIを持つワーカー/レセプターも作成できます。
英語表記対応
アプリケーション設定画面から言語設定すると英語表記可能です。
学習環境
画像変換
トリミングや位置合わせ、リサイズ、マスクなどの画像を変換する機能を追加しました。
また、モデラーで行った変換の順番、各種パラメーターは、ランタイム環境に簡単に復元できます。
バッチ学習
バッチ学習で複数の製品をまたいで学習できるように対応
その他
インストール方法の変更
旧版のインストール・バージョンアップはインターネットに接続していることを前提としていましたが、
オフラインでのインストールに対応し、インストール方法も簡易になりました。