データセントリックなアプローチで高精度を実現する外観検査AI『Roxy AI』がバージョンアップしました。
今回のバージョンアップにより、ランタイム環境のユーザビリティの向上、AI検査処理の高速化、より高精度なAIモデルの作成が可能になります。
ランタイム環境
シーケンステンプレート機能
多様な検査パターンに対応できる柔軟性を持つRoxy AI。 その分、初期設定に時間がかかる場合がありました。 V2.1.0では代表的な検査シーケンスをテンプレート化。
実現したい検査シーケンスを選択して必要最低限の設定を追加するだけで、 すぐに運用を開始できます。
サンプルスクリプト拡充
検査の柔軟性を大幅に向上させるスクリプト機能。 しかし、プログラミングが必要なため、不慣れな方には敷居が高い面があります。V2.1.0では不良詳細の並び替え、不良種別の統合、撮影環境変化の事前チェックなど、 実用的なサンプルスクリプトを拡充しました。
これらをベースに修正することで、お客様ごとの細かい要望も容易に実現できます。
検査速度の改善
検査処理をチューニングし、検査時間を数十パーセント向上しました。高スペックでないPCでもこれまで以上に高速な検査システムを実現可能になりました。
学習環境
マップ機能
似ている画像を近く、似てない画像を遠くに配置するマップ図を表示します。集団の中に含まれる異なる色をチェックすることで、不適切な画像を的確に把握し精度向上につなげます。
その他
- V2環境で学習したAIをV1ランタイムで検査可能
- PLC検査結果書き込みの高速化
- Keyence VJシリーズの高速カメラワーカー追加 など
上記のような対応を実施しました。



