9月6日、Roxy AI V1.18.0を公開しました。今回のバージョンアップで、学習アプリケーションでは、良品データのみで学習する良品学習AIを標準搭載しました。ランタイムでは、多くの新しいハードウェアとの連携やスクリプト機能利用が可能になりました。詳しくは以下を参照ください。
良品学習AI搭載
Roxy AIの誇る不良検出AIは、非常に小さな不良も高精度に検出し、これまで多くのお客様の検査自動化に貢献してきました。
しかし、不良検出AIは、画像の広範囲で見ないと検出できない欠陥や未知の不良の検出は苦手としており、ご期待に沿えない場合もありました。
新たに追加された良品学習AIは、不良検出AIが苦手としている欠陥の判定を得意としています。
良品学習AIは良品データだけを学習するので、不良品が発生しない現場でもご使用になれます。
不良検出AIをサポートするAIは、良品学習AIを含め3つになりました。
※すべて標準機能にて利用可能
- 良品学習AI:広範囲にわたる不良、未知の不良、ポカミスを検出
- 画像生成AI:不良検出AI用の学習データを高品質に生成
- ゼロ学習計測AI:サイズ測定、個数カウントを学習なしで実現
これらを組み合わせることで、柔軟で高精度な検査自動化を実現できます。
新たに連携可能な機器の追加
- iRaypleカメラ
- Teledyne DALSA Linescanカメラ
- Zebra(旧Matrox)、およびAvaldataグラバーボード/Linescanカメラ
- イーサネット照明(CCS、レイマック)
- LensConnectシリーズレンズ
スクリプト機能
スクリプト言語による簡易なランタイムカスタマイズが可能になりました。
詳しくは、以下から最新の資料をダウンロードしてください。
https://roxy-ai.jp/downloadwhitepaper/