製品情報
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データを磨けば、精度は必ず上がる
~口先だけじゃない「高精度」。それを実現するための仕掛けが満載。
Roxy AI
AI外観検査製品の多くは、AIの詳しい知識がないと使いこなすことができません。
Roxy AIはAIの知識が必要なパラメータチューニングに頼るのではなく、
AIの感じ方を可視化し、学習データの弱点を補強することで精度を高めていきます。
Roxy AI独自のAI作成プロセスに従うことで、AIに詳しくない方でも簡単に高品質なAIを作成できます。
不良品の検出だけでなく、異物検出や残留物のチェックなど、幅広い用途でお使いいただけます。
の活用シーン
-
- 1
- 不具合検出
製品の外観検査
- 様々なタイプの不具合(傷やヤケなど)を検出。
- 判定方法をルール化できない不良の検出が得意。
-
- 2
- 異物混入検査
食料品、農作物、衣料品などの検査
- 生産物に紛れ込んだ金属片、段ボール、髪の毛などの異物を検出。
- 複雑で多様性のある環境での検査で真価を発揮。
-
- 3
- 残留物検出
生産設備の正常性確認、食器の
洗い残しチェック
- ベルトコンベアや洗浄設備などに残った製品や部材を検出。
- 油や埃が多い現場でも問題なし。
の製品概要
-
正常品+少数の不良品でAIを学習
- 様々なタイプの不具合(傷やヤケなど)を検出。
- 判定方法をルール化できない不良の検出が得意。
-
AIエンジニアが不要なAI外観検査製品
- 目視検査できる人であれば、簡単に短時間でAIを作成できます。
- パラメーターチューニングではなく、精度をあげるプロセスを重視。
-
AIの個性が見てわかる 触ってわかる
- AIの出来栄えは、数字だけでは測れません。
- Roxy AIはAIの個性を可視化します。
- AIの感度を実際に触って確認できます。
通常のAI外観検査ソフト
Roxy AI
比べて
見てください。
- アノテーション
- 不良エリアや画素をきっちりと囲んだり、なぞる必要がある。
- 不良の中心付近をワンクリックするだけ。ずれても精度に問題なし。
- AIモデル作成のポイント
- AIに詳しい人がパラメータチューニングを行う。
- AIモデル作成のためのプロセスを重視。
- AIモデルの理解
- 精度グラフや損失グラフから判断。
- パーセプショングラフによるAIの個性の可視化。
- 精度の補正、向上策
- 精度の悪い原因や精度を向上させる手段が不明。
精度向上にも時間がかかる。 - 触診で弱点を把握し、ブースト候補提案、1クリックブーストで
弱点を補強。
のAI作成プロセス
Roxy AIは独自の学習プロセスによって精度を
つくりこむ画期的なAI外観検査製品です。
高精度実現のための仕掛け
1クリックアノテーション
教師データの効率的な作成
1クリックアノテーション
不良付近を1クリックするだけ。パソコンに不慣れな方でも大丈夫です。多少ずれたり、はみ出しても精度に影響ありません。
1クリックアノテーション
教師データの効率的な作成
1クリックアノテーション
不良付近を1クリックするだけ。パソコンに不慣れな方でも大丈夫です。多少ずれたり、はみ出しても精度に影響ありません。
AIの個性を可視化(パーセプション)
AIの成長を可視化する
パーセプション
これまでのAIの多くの難しさを克服
正常品を表す緑の線と不良品を表す赤の線が、AIの感じ方を可視化して、AIモデル作成を強力にサポート。
触診
AIの感じ方がわかる
触診
検出漏れ・誤検出した箇所をマウスでなぞることで、AIがどのように感じているかを目で見て確かめられます。
不良を検出するとマウスが振動。AIの確信度を振動の大きさで把握できます。
触診(確認したい個所をマウスでポイント)すると、その領域のAIの感じ方をパーセプションとして表示します(左)。
また、画面上にヒートマップでAIの感じ方を表示します(右)。
1クリックブースト
学習データのピンポイント強化
ブースト候補提案・
1クリックブースト
誤検出したのは、多くの場合は学習データの偏りや不足が原因。 触診で弱点を把握し、ブースト候補提案、1クリックブーストで弱点を補強します。
- 弱点を触診。
- 触診した部分に類似する学習画像を複数表示
- 任意の領域を右クリックして水増しいない場合は多めに
水増し。
1クリックブースト
学習データのピンポイント強化
ブースト候補提案・
1クリックブースト
誤検出したのは、多くの場合は学習データの偏りや不足が原因。 触診で弱点を把握し、ブースト候補提案、1クリックブーストで弱点を補強します。
- 弱点を触診。
- 触診した部分に類似する学習画像を複数表示
- 任意の領域を右クリックして水増しいない場合は多めに 水増し。
製品特徴や使い方の動画集はこちらへ
構成・システム要件
学習用PC/検査用PC
分類 | 要件 |
---|---|
OS | Windows10, Windows11 |
CPU | Core i7以上 |
メモリ | 16GB以上 |
GPU | GTX1660以上 ※ランタイムは、2GPU搭載PCで並列推論での検査可能 |
SSD | 学習用PCでは必須(M.2 NVMe接続を推奨) |
※エッジ端末としてJetsonに対応予定
速度の目安
- 学習:1学習5~10分程度(デフォルトのパラメーターの場合)
- 検査:512✕512(25万画素)のデータを10ミリ秒程度、200万画素で80ミリ秒程度で検査可能
(検査用PCのスペックに依存)
ランタイムライセンスの内容
Roxy AIランタイムに付属する各種ソフトウェアを使えば、様々な機器と連携するAI検査を画面での設定により、簡易に実現できます。
カメラ、PLC、ロボットなどとつながる各種I/Fを標準装備しています。また、C# API、Socket通信をつかって、別アプリケーションと連携するシステムも構築できます。
以下のような構成のAI検査システムを簡易に実現できます。※AIモデルは学習ライセンスに付属するRoxyAI Modelerで作成します。
「AI検査」を構成する各コンポーネントのソースコードが提供可能です。カスタマイズして柔軟に機能拡張もできます。※Inspect Serverやフレームワークのソースは提供されません。
名称 | 分割 |
---|---|
Inspect Server |
|
API (C#) |
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Coordinator |
|
Monitor |
|
構成例
- CASE1
- 手置き外観検査
次のような外観検査現場のご要望に AIの自動判定で対応します。
Point
- 検査の判定基準を揃えたい
- 検査結果を全て記録しておきたい
- AIによる外観検査精度を確認してみたい
Roxy AI 標準提供のCoordinatorのフリーラン機能とMonitorにより、カメラと照明、PCを用意いただくだけで、すぐに現場にAI検査システムを導入できます。
- CASE2
- 既存外観検査装置の拡張
ご利用の画像検査装置の課題を AI検査が解決します。
Point
- 判定できる不良種が限られており 検査工数を減らせない
- 誤判定が多く 目視による追加確認の負担が大きい
- 検査対象を変更するたびに 専門エンジニアによる設定調整が必要
Roxy AI 標準提供のモジュール Coordinator と Monitor により、短期間でスマートカメラなどの既存画像検査システムとの連携を実現できます。
- CASE3
- 全自動外観検査
各種の製造システムとの連携により 全自動外観検査を実現します。
Point
- 複数台のカメラによる多面の並列外観検査
- ロボットアームに取り付けたカメラによる複数個所の連続検査
- 一つの検査システム上でAIを切り替えて複数製品に対応
Roxy AI は生産ラインを制御するPLCとのインターフェースを標準で備えており、ほとんどのシステムと容易に連携することができます。
学習ライセンスを購入いただくとAI学習を自社内で行えるため、外部ベンダーに頼らずに検査工程の段替えができます。
- CASE4
- 全自動外観検査(ロボット連携)
川崎重工社のK-AddOnにより、迅速にロボット外観検査システムの導入が可能。
Point
- PLCなしで外観検査システムを実現
- カワサキロボット向けの機能を標準機能で提供
- 事前検証済みの組み合わせ
カワサキロボットとRoxy AIがシンプルに直接連携。PLCは不要で、ラダーの作成にかかる工数も必要なし。
検出した不良の座標をロボット座標への変換機能、キャリブレーションなどの機能を提供します。
事前検証済みの安心感。システム開発が始まった後の「どうしよう?」を排除。